2025年 12月 28日
〈年末の京都 その3〉通りすがりの洋風建築 |
年末京都旅行の洋風レトロ建築編です。これらは(駒井家住宅以外は)下調べして目指したスポットではなく、どれも公園&化粧地蔵めぐりや食事・買い物の途上でたまたま見掛けたもの。行き当たりばったりにしては結構すごい物件に出遭えました。さすがレトロ建築豊富な京都…といったところでしょうか。

ところで、駒井家住宅の南隣も風格のある和風のお屋敷でした。調べたらこちらも知る人ぞ知る名建築とのこと。国の登録有形文化財「旧喜多源逸邸」。大正15年(1926年)築で、設計は有名な建築家・藤井厚二。住んでいた喜多源逸は京大教授だそうです。
まずは高原公園から上終公園へ移動する際に歩いた北白川エリア(左京区)。上終公園の東、白川疏水沿いに「駒井家住宅」があるのは知識として知っていました。駒井家住宅とはウィリアム・メリル・ヴォーリズ設計の京大教授旧宅です(1927年/昭和2年築)。現在は冬季休業中なので内部見学は叶いませんが、外観くらいは垣間見れるかな、と期待していきました。

↓ 駒井家住宅:アメリカン・スパニッシュ様式の洋館
冬枯れの季節なので、庭木越しでもまあまあ見えたほうだと思います。素敵な建物。内部公開している時期にぜひ改めて訪れたいものです。
実はこの駒井家住宅を見る前に、そのすぐ北側でもう一つ別の洋館を見付けていました。上終公園は高原公園より少し南(東南東)にありますので、白川疏水沿いを北から南へ200mほど歩いたのですが、その時にふと眼に留まったのです。え?これ絶対年代ものでしょ。2階角部屋のサンルーム風のコーナー窓がカッコいい!

玄関のとんがり屋根が見えたのでそちらに行ってみると、扉は開いています。個人宅じゃなさそう。玄関上に看板のようなものが掲げられていますが、色褪せていてまったく読めません。恐る恐る玄関の中へ入ってみると…。
この造りと雰囲気は集合住宅? それにしてもどこかで見たような…。京都の洋風建築本のどれかかな? ひょっとして有名な建物?


何か手がかりはないかと見回すと、階段下の掲示板の貼り紙の中に「銀月アパートメント」という文字を見付けました。何という本だったか、確かにこの特徴的な名称の集合住宅を取り上げている本をだいぶ前に読んだことがあります。公開されている見学できる建物ではないので、所在地を確かめもしなかったけど、こんな所にあったとは! 思いがけず出遭えてちょっと感動。

帰宅してからネットでちょっと検索してみましたが、情報はそれほど多くはありませんでした。戦前からの建物であることは確かなものの、設計者も建築年も不明なのだそう。今でも人気の物件で、アーティスト系の人が好んで住んでいるらしい。東京は麻布飯倉の「和朗フラット」みたいな存在なのかな。


現在アパートメントの中にはカフェギャラリーも入っているらしく、不定期営業しているとか。私が訪れた時は何の看板も出ていなかったから営業していない日だったのでしょうか。狙っていくのも難しそうだけど、いつか駒井家住宅の見学に来る時にでもまた覗いてみよう。

さて、3日目は一日中雨だったので、あまりがっつり観光はせず、街なかの御所南~東あたりで買い物したり寺社を覗いたりして過ごしました。そんな中で目に留まったレトロ建物をメモ代わりにスナップ撮影。あとで調べたら、その方面では結構有名な建物も混じっていました。ゆっくり見るのはまたの機会に…。
↓ その隣の「加納洋服店」 大正期の和風建物を1927年(昭和2年)に洋風に改修
↓ 老舗洋菓子店「村上開進堂」の洋風建物。隣は純和風の骨董店
↓ 表に回って嬉しい驚き、レトロな現役の銀行建築でした。
↓ 京都駅に近い場所に建つ二軒長屋の看板建築。セブンイレブン東洞院七条店の隣。
by machiarukinote
| 2025-12-28 21:15
| 街歩きレポート
|
Comments(0)










