2025年 10月 01日
みんなの表町書店2025 |
先日のラジオ出演告知でもお知らせしたように、期間限定イベント『みんなの表町書店』に出店します。表町商店街で開催されるシェア型書店です。
『みんなの表町書店』会期中のうち私が店番を担当する日時は以下の通りです。 ・10月13日(月・祝)14時~17時 ・16日(木)11時~14時 ・31日(金)14時~17時
期間:2025年10月2日(木)~12月28日(日)
時間:午前11時~午後5時 定休日:火・水
今日、最終確認に会場を訪れたところ、故マツオヤ店主さんの娘さんにお会いすることができました。娘さんは先日のラジオをたまたま聴いていたというご親戚を通して私の話した内容を知ったそうで、「その節は父が素っ気ない対応を…」と頭を下げてくださいましたが、「こちらこそしつこく突撃取材を重ねてご迷惑をおかけしました」と積年の気掛かりであったお詫びの気持ちをやっとお伝えすることができました。
ラジオ告知の記事で書いたように、マツオヤの亡き店主・有松氏は中区国富の国富城(比丘尼山城)跡に住んでおられたのです。自分の屋敷の城跡には古いモノは何もないと主張されていた有松さんですが、娘さんのお話しによると、実は敷地内(現在、屋敷は取り壊されて宅地造成済み)に何やら石碑と祠があったそうです。石碑は廃棄せずどこかに寄贈したか移設したはず、とのこと。ご親戚に確認してみますということでした。
有松さんへの突撃取材後だいぶ経ってから、国富城ゆかりの石造物は隣接する別のお宅にあると判り、2017年にそのお宅を訪問して実際に見せていただきました。江戸時代中頃(宝暦6年)の城址記念碑と国富氏在城当時(文禄2年)の石造五重層塔が現存していました。
↓ 法輪寺越しに見た国富城跡(有松邸)。樹々の繁っている所(2007年9月撮影)
有松さんのお宅にも石碑があったということは、もう一つ別の記念碑があったということでしょうか。国富城跡は江戸時代になって城主が退いたあとはしばらく畑だったそうです。江戸時代中頃に、その一部に岡山藩士が隠居所を構えましたが(城址碑と五重層塔があるお宅)、城跡最頂部はすっと畑だったもよう。明治初期になるとここに三勲小学校の前身の一つとなる小学校が建ちましたが、それもやがて暴風雨で倒壊し廃校に。その後明治時代末期に有松氏先々代が土地を購入し屋敷を建てたとのことです。
有松氏娘さんは石碑の傍に祠もあったと話しておられましたが、昭和初期発刊の『岡山市史』には、国富城跡の現状(←当時の)として、丘陵上の竹林の中に城の稲荷と伝わる稲荷の小祠が現存する、との記述があります。岡山市史執筆者は当時、有松さんの先々代にも取材したようで、その名が言及されています。娘さんが話しておられたのは、きっとその稲荷でしょう。国富城ありし頃からの稲荷か…見てみたかったな。
↓ 「みんなの表町書店」会場の様子。奥行きの深い店のいちばん奥。
※食器セールのお客様が殺到しているため専属スタッフで対応することになったとの連絡が運営者から来ました。出店者の当番はとりあえず10月分は白紙になりました。
特に13日(祝)は『表町ブックストリート』もすぐ近くで開催されます。表町商店街の中之町・下之町・栄町エリアの路上で11時~15時に繰り広げられる一箱古本市です。併せてご来場いただければ幸いです。
11月以降の店番は未定。決まったら追ってお知らせします。
なお、今回の『みんなの表町書店』では、通常の『おかやま街歩きノオト』バックナンバーの他に、過去の特別番外編も少部数ながら出品しています。2014年にイベント『古墳カフェ』用に作った冊子(吉備真備伝説)、2016年のイベント『Zine展』用に作った冊子(丸亀・三原まち歩き)、2019年のイベント『乙女♡同好会』用に作った冊子(平安朝のお騒がせ后妃)の3種です。イベント当時の値段より割り引いていますので、ご興味のある方はこの機会にお求めください。
明日からの『みんなの表町書店』よろしくお願いいたします。
by machiarukinote
| 2025-10-01 21:16
| お知らせ(取り扱い店)
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