イベント参加のお知らせ(県外) |
『遊廓文学マーケット』は、遊廓をはじめとする近世以降の性売買に関連した文学作品の展示即売会です。
「文学」は、文芸に留まらず歴史研究・写真集・ルポルタージュなどのノンフィクション系作品から、文芸・詩歌・エッセイ・工芸・話芸などフィクション系作品まで、自由な発想で遊廓を取り上げた作品たちが集まります。
歴史研究者・歴史愛好家・イラストレーター・工芸作家・写真家・著述家などジャンルはもちろん、プロ/アマを超え、また商業出版など一般商業流通に乗らない、Amazonでは手に入らない作品、最大公約数ではない作品、オンリーワンな作品、創作者にとってかけがえのない作品が集まります。
出展者は全国から30数人。SNSを覘くと、出展者はえらい本格的な方々ばかりで圧倒されます。
私は『おかやま街歩きノオト』から、遊郭を扱った第6号の特別増補版(このイベントだけに作った特別編)を出品します。第6号のほぼ全ページと、第8号掲載の伏越遊郭(笠岡)火災直後のレポートと、第13号の日比遊郭跡レポートのほんの一部(さわりだけ)を合わせて1冊にまとめています。他県の方々にはこういう形のほうがお求めやすいかと思ったので…(逆に岡山の皆さまにはあまり需要はないかと思います)。
カストリ書房を運営する渡辺豪さんは自ら遊郭の研究・取材に取り組む傍ら(著書に新潮社「とんぼの本」シリーズ『遊郭』2020年、など)、小出版社「カストリ出版」として遊郭に関する貴重書の復刻・新刊の出版などを手掛けておられます。『街歩きノオト』にも数年前から興味を持ってくださり、この度、出展のお声掛けをいただきました。
カストリ書房で扱う遊郭本をSNSなどからチラ見してみると、どれも本格的な研究orライフワークレベルの濃い内容で、こんな素人臭い内容の冊子が同列で本当に良いのか、と恐縮してしまいます。特に第6号で訪ねた岡山の旧中島遊郭・倉敷の旧川西遊郭・牛窓の旧伏越遊郭は、『街歩きノオト』を始めて間もない頃だったこともあって、今読み返してみると調査も浅く素人感丸出し。それでも、そういう初心者の新鮮な印象もまた大切と言ってもらえたので、敢えてそのままにしました。

その代わりと言いますか、これらの内容に大幅にプラスアルファした岡山県内各地の旧遊郭レポートの本を「カストリ出版」のお力添えで出版する準備をしています。『おかやま街歩きノオト』で遊郭編第2弾は出ないのですか、と問われることも時々あるのですが、この本のために敢えて温存していました。まだ全く形になっていませんが、こちらをお待ちください。
話は戻って『遊郭文学マーケット』。もし遊郭にご興味がありこの期間に東京方面へ出向く方がいらっしゃれば、ぜひ覗いてみてください。会場のカストリ書房は、吉原遊郭跡エリアに立地し、遊郭にちなむ吉原弁財天の真ん前です。酉の市で有名な鳳(おおとり)神社の近くでもあります。
カストリ書房のHP内にご自身の活動および店界隈の詳しい紹介があります(→コチラ)。旧遊郭といっても当店はコワい場所ではないですよ、といった説明が私的にはツボでした。遊郭跡・赤線跡というと、レトロ愛好家以外の一般人にはビビる人も多いからでしょう。吉原にはソープランドなどが密集する一画もありますが、鳳神社方面(浅草国際通り方面)からアクセスすれば、そういう所を通らないで済みます(そっちからのほうが近いし)。とはいえ(ソープ街を通ることになるけれど)東側の土手通りから行くルートも捨てがたい。「土手の伊勢屋」「桜なべ中江」といった店構えもレトロな老舗飲食店が土手通り沿いにあり、グルメ観光には最適ですよ。
私自身は会期中に上京する予定はないのですが、ご興味のある方はぜひ!」
↓ 旧吉原遊郭近くの土手通り沿いに並び建つ「土手の伊勢屋」と「桜なべ中江」 どちらの店も明治時代創業で吉原遊郭とも縁が深い。建物は国の登録有形文化財。


