2023年 04月 30日
『おかやま街歩きノオト』第25号が完成しました! |
『おかやま街歩きノオト』の新作が完成しました。といっても、家庭用プリンタでの印刷はこれからなので、店頭に並ぶのは1週間くらい先になってしまいそうです。今月末までには完成させたいな、と目標を立てていましたが、とりあえずはぎりぎり間に合いました!

第25号のテーマは『プリティ狛犬』こと「仔連れ狛犬」です。次の号のテーマは何か?とよく聞かれるので、そう答えると、ほとんどの人から「え!狛犬って仔がいるの?」と驚かれます。歴史や古いモノに関心のありそうな人たちでも同様の反応。仔連れ狛犬ってそんなに知られていないのか!と逆にこっちが驚いています。仔連れの狛犬は、多くはないけれど、ものすごい珍品ってほどじゃない…そこそこある、というのが私の認識だったのですが。
でも、振り返ってみると、今回の仔連れ狛犬取材は、私の個人的感覚では「僻地」ばかりだった…つまり、岡山や倉敷などの中心地にはありませんでした。身近な所で目にすることが無いだけに、知らずにいる人が多いのかもしれません。たとえ身近に仔連れ狛犬があったとしても、狛犬って神社の「脇役」みたいな存在なので、いちいち目に留めない、って可能性もあります。今回、取材で訪れた神社でも、こちらが指摘するまで仔連れと気付いていなかった地元の人が何人もいました。
狛犬についての本はけっこう出版されているし、地道に活動されている狛犬愛好家グループも各地にあるそうなので、『街歩きノオト』で取り上げるにはメジャー過ぎるテーマかな、とも迷ったのですが、この知られなさっぷりに、やっぱり取り上げてよかったと思っています。
本号では、県内で合計36ヵ所の仔連れ狛犬のいる神社と、仔を伴わないけど珍しい狛犬のいる神社2ヵ所を訪問しました。県外では、大阪府の3ヵ所、香川県の1ヵ所、帰省ついでの東京都で15ヵ所(うち6ヵ所を掲載)。県外はすべて仔連れ狛犬のいる神社です。その他に、過去に訪れて撮った狛犬の写真も少し載せています(参考写真として)。結局、これまでの『街歩きノオト』の中で、断トツでいちばん沢山の所に行ったんじゃないかな。
↓ 開口神社の仔連れ狛犬(大阪府堺市)。
それだけに今回の誌面は、どうしても羅列的な図鑑風にならざるを得ず、訪問した一つ一つの神社についての解説やエピソードはやむなく省きました。その代わりそういった情報は、取材のこぼれ話としてこのブログで追々お伝えしたいと思っています(藤戸天城、金浦などいくつかは既に書きましたが)。
また、羅列的な図鑑風と言いながらも、自分なりの考察も多少加えています。仔は阿吽のどちらに付くのか、阿吽どちらを雌雄に見立てているのか、など色々気付いたこともあるので…。この「阿吽-雌雄」問題は、狛犬製作者の出身地(どの地方の系統の職人か)にも関係していて、なかなか深いです。
それから、児島エリアだけに数例見られる変わったポーズの仔連れ狛犬が気になり、いろいろ調べているうちにそのルーツらしき地方が偶然判りました。それがまた執筆も大詰めの頃だったので(4月中旬ごろ)、急きょ追加取材に出向き、誌面をやりくりして何とか内容に盛り込むことができました。
↓ これがその珍しいタイプの仔連れ。小川八幡宮(倉敷市児島小川)。
では、これから印刷に精を出しますので、今しばらく・・・。
by machiarukinote
| 2023-04-30 23:08
| お知らせ
|
Comments(0)




