『ノオト』最新号納品のお知らせと、隠れパワスポ今村宮 |
郊外の大型書店ではありますが、よくあるコミックなどが中心のヤングなお店ではなく、なかなか渋い大人な品揃えで驚きました。「郷土の本」コーナーとか、他地方の雑誌とか…。丁寧な手書きポップなども目に付きます。近くにあったら何時間でも入り浸りそう…。
ちなみに、「最新号まだ無かったよ。」というお叱りのメールをいだだき、あわてて「シファ」(岡山市北区石関町)と「游」(北区出石町)にも本日、最新号を納入してきました。遅くなりスミマセン。フットワークが悪いもので…。
最新号中心の「啓文社」に対し、「シファ」は在庫管理をしっかりやってもらっているので、バックナンバーの在庫はばっちりです。ビルの3階という一見入りにくい場所ですが、ギャラリー展示も毎回素敵で、「451」セレクトの本も置いてあり、お薦めです。こちらもどうぞ。
話は戻って、「啓文社」訪問後の街歩き。本や雑誌の海に後ろ髪を引かれましたが、次の目的地に向かいました。今回、こちらに出向くことにしたのは、ちょうど同じ方面で行ってみたい所があったから。今4丁目の「今村宮」がそれ。「ドンキホーテ」などのバカでかい店がドカンドカンと建つだだっ広い道路を通り過ぎ(人がテクテク歩くような道ではありませんね!)、途中から見覚えのある横道に入りました。今村宮には十年以上前に2~3回訪れたことがあります。のどかな雰囲気の豊かな用水が印象的な界隈で、一時ちょっとハマって(?)いました。本当に久々の再訪でしたが、横道のほうは心配したほど激変してはおらず、ひとまず胸をなでおろしました。
さて、「今村宮」は岡山でも有数の由緒ある神社です。創建は南北朝時代と言われ、元は内山下榎ノ馬場(現在県立図書館のある辺り)にありましたが、宇喜多直家が岡山城を拡張する際に、現在地に移されたそうです。そんないきさつから、今でも岡山の中心街に多くの氏子を持つとか。久々に訪れた今村宮は変わらぬ姿でした。街なかにしては結構な規模の鎮守の森を持ち、境内の周囲にぐるりと堀(用水)を廻らしている構えもカッコいい。そこそこの広さの池や庭園もあります。池は淀んでいてあまりきれいな水ではないけれど…。
この神様の御使いは「狼」とされています。普通の狛犬やお稲荷さんの狐に比べ、狼の神使像というのはとっても珍しい。巷の木野山様のお社は小規模なものが多く、狼像がわざわざあるものは少ないので、これはぜひ見てみなくては!と訪れたのです。境内の奥に進み、本殿の後ろ近くまで来た時、一対の狼像に護られた小さなお社が目に入りました。これだ、これだ!
摂社のことばかり書きましたが、今村宮そのものの建物もスゴイです。昔何回か訪ねた時は、庭園や池にばかり気を取られていて気付きませんでした。今回、木野山社を見るために裏側まで入り込んだところ、本殿を一目見て、おおっ!と驚嘆。
岡山ドームや、いま若者に人気の問屋町からもそう離れていません。わざわざ訪れる人はあまりいないようですが、機会があったら、ぜひ一度覘いてみてください。