2012年 02月 16日
奈良again③ ~光明皇后、湯屋の白昼夢~ |
いつもマイナースポットばかり巡っている私ですが、今回は奈良観光の王道、東大寺と春日大社も散歩気分でそれなりに見てきました。
これ(↑)は、二月堂の登り楼(屋根付きの階段)を降りた所で見かけた光景。これらの竹竿は、来月の「お水取り(修二会)」の松明に使われるものと思われます。墨で書かれているのは奉納者の名でしょうか。
土塀の続く趣ある道をさらに西に進んでいくと、左手に「大湯屋」(風呂)の建物が見えてきました。東大寺の中では地味な建物なので通り過ぎかけましたが、ある伝説を思い出し、正面に回って写真を…(↓)。
現在の大湯屋(国の重要文化財)は鎌倉時代初期の再建ですが、初代の大湯屋を舞台にした奇妙な伝説があります。光明皇后(東大寺を建てた聖武天皇の后)は、東大寺の僧・実忠(「お水取り」の行事を始めた東大寺創建期の僧)が大変な美男であることから、その裸体を盗み見ようと東大寺の大湯屋に赴きます。しかし、覘きをしているうちに、なぜか皇后は眠ってしまい、夢の中で実忠と交わります。ハッと夢から覚めた皇后は、実忠の頭頂に観音様の姿を見てあわてて伏し拝み、愛欲を懺悔する、というお話。
もちろん史実のはずはありません。恐れ多くも皇后、それも敬虔な仏教信奉者かつ大パトロンであった光明皇后を、こんな過激にエロな話の主人公にしていいものか?! そんな立派な光明皇后でさえこうなのだから、女人とは罪深いもの…という男尊女卑の教訓話らしいのだけれど、それにしてもねぇ。
光明皇后にはなぜかエロティックなイメージが付きまとっているようです。以前にこのブログでもちょこっと紹介した、皇后と玄肪の同衾事件伝説もその一つ。これも仏教説話的オチが付いているけど、いま一つ意味が分からない。光明皇后はすごい美人だったとされていますが、結局、坊さんたち(説話を創って広めた人たち)が仏教界のスーパーアイドル光明皇后を勝手にエロく妄想したかっただけじゃないの!って思ってしまいます。

これ(↑)は、二月堂の登り楼(屋根付きの階段)を降りた所で見かけた光景。これらの竹竿は、来月の「お水取り(修二会)」の松明に使われるものと思われます。墨で書かれているのは奉納者の名でしょうか。
土塀の続く趣ある道をさらに西に進んでいくと、左手に「大湯屋」(風呂)の建物が見えてきました。東大寺の中では地味な建物なので通り過ぎかけましたが、ある伝説を思い出し、正面に回って写真を…(↓)。

もちろん史実のはずはありません。恐れ多くも皇后、それも敬虔な仏教信奉者かつ大パトロンであった光明皇后を、こんな過激にエロな話の主人公にしていいものか?! そんな立派な光明皇后でさえこうなのだから、女人とは罪深いもの…という男尊女卑の教訓話らしいのだけれど、それにしてもねぇ。
光明皇后にはなぜかエロティックなイメージが付きまとっているようです。以前にこのブログでもちょこっと紹介した、皇后と玄肪の同衾事件伝説もその一つ。これも仏教説話的オチが付いているけど、いま一つ意味が分からない。光明皇后はすごい美人だったとされていますが、結局、坊さんたち(説話を創って広めた人たち)が仏教界のスーパーアイドル光明皇后を勝手にエロく妄想したかっただけじゃないの!って思ってしまいます。
by machiarukinote
| 2012-02-16 15:22
| 街歩きレポート
|
Comments(0)

