2012年 02月 14日
奈良again ~真備、仲麻呂、波濤を越えて~ |
『街歩きノオト』第14号発行に向けて着々と進めている…はずが、中断して、また奈良に遊びに行ってしまいました。3泊4日の贅沢な旅です。といっても、高級ホテルに泊ったわけでも、高価なご馳走を食べたわけでもありませんが、人との出会いとマニアック情報ではとても贅沢な旅でした。 ↓平城宮跡「歴史館」の復元遣唐使船
一般的に奈良観光って、京都泊りの日帰りかせいぜい1泊が大半なんだそうです。好きな者にとっては3泊でも見足りない気分。移住してしまう人の気持ちも分かります。そんな一人、cahier石井寛子さんと奈良でお会いしました。岡山の刺繍イラスト作家、石井さんは歴史好き・奈良好きが高じて、先月末に奈良に引っ越されたのです。石井さんとじっくり話をしたのは今回が初めてでしたが、フィーリング先行のアート系・モード系の人というよりは学究肌の雰囲気を持った方で、それでいてあんなリリカルな作品を創られるのだから意外です。私よりずっとお若い方なのに、旧来の友達みたいな感覚で話がはずみました。石井さんは既に「虫愛ずる姫君」「鉢かつぎ姫」の絵本イラスト刺繍で、平安時代ものは手掛けておられますが、奈良移住を契機に、天平もの作品もぜひ…と、大いに期待しています。
そして、もう一人(一組)素敵な方と楽しい時間を過ごしました。「フルコト」の金田さんとそのご主人(考古学の専門家)です。まるで吉備真備&和気清麻呂ファンの集いみたいな感じでした。平城宮跡の「歴史館」の映像よかったよね~、涙ものだった!なんて話題で盛り上がりました。「歴史館」は平城宮址では唯一有料の施設で、数本の短編映像で平城京の歴史や遣唐使の歴史を学べるようになっています。原寸大復元の遣唐使船にも乗れます。子供だましの施設と侮るなかれ!吉備真備や阿倍仲麻呂の登場する映像作品(アニメやCG)は短いながら感動的で、これ、長編に作り直してNHKあたりで放送してよ!と思ったくらいです。
金田さんからはこんなポストカードをいただきました。
「フルコト」で最近販売を始めた、奈良にちなむイラストの絵ハガキ・シリーズだそうです。私が以前お会いした時に、真備は絵や銅像ではいつも老人の姿ばかりでつまらない、みたいな話をしたのを覚えていてくれて、あっ、若い真備だ!と、真っ先に私のことを思い出してくださったのだそうです。ありがたや~(涙)! 遣唐留学生として渡唐する直前の真備、阿倍仲麻呂、井真成…現代の大学生くらいの年齢だったわけで、ちょっとナマイキな青臭い秀才って感じがよく出ている! 国費留学する生え抜きの東大生ってところでしょうか。仲麻呂の有名な望郷の歌が書き添えられているのも泣かせます。その他に、玄昉、大伴家持、西行法師等々が登場する作品も…。どれも歴史上の偉人と言う感じではなく、みずみずしいタッチの描かれ方が印象的。意外にも、イラストの作者は年配の男性(本業は建築士)だそうです。
ポストカードのイラストに触発されて閃いた物語――。
遣唐留学生「長安青春ラプソディ(仮題)」 登場人物
阿倍仲麻呂: 成績優秀なうえ性格も良い。優等生なだけに頼まれると断れないタチで、苦労をしょい込むことも多い。唐人からは学校や職場でたびたびイジメに会う。
玄昉: 仲麻呂とは逆にちゃっかり者の世渡り上手。坊さんのわりにチャラい。だが、愛嬌があって憎めない。何にでも首を突っ込みたがる。
吉備真備: 田舎者というコンプレックスがあり引っ込み思案。コツコツ努力する大器晩成型。ファッションセンスが悪いのをいつもからかわれている。柄にもなく現地娘と深い仲になり、子どもまで…(魚養出生の秘密!)。
井真成: 病弱なところがある。優しい性格の好青年で誰からも好かれる。植物オタク。帰国直前に病に倒れ…。
(設定はすべてフィクションで、実在の人物・事件などには一切関係ありません。)
『天平冥所図会』や『暴走ボーソー大学』でポップないい味出してた山之口洋氏にでも小説化していただきたいものです。
…以上、妄想全開、失礼しました。

そして、もう一人(一組)素敵な方と楽しい時間を過ごしました。「フルコト」の金田さんとそのご主人(考古学の専門家)です。まるで吉備真備&和気清麻呂ファンの集いみたいな感じでした。平城宮跡の「歴史館」の映像よかったよね~、涙ものだった!なんて話題で盛り上がりました。「歴史館」は平城宮址では唯一有料の施設で、数本の短編映像で平城京の歴史や遣唐使の歴史を学べるようになっています。原寸大復元の遣唐使船にも乗れます。子供だましの施設と侮るなかれ!吉備真備や阿倍仲麻呂の登場する映像作品(アニメやCG)は短いながら感動的で、これ、長編に作り直してNHKあたりで放送してよ!と思ったくらいです。
金田さんからはこんなポストカードをいただきました。

ポストカードのイラストに触発されて閃いた物語――。
遣唐留学生「長安青春ラプソディ(仮題)」 登場人物
阿倍仲麻呂: 成績優秀なうえ性格も良い。優等生なだけに頼まれると断れないタチで、苦労をしょい込むことも多い。唐人からは学校や職場でたびたびイジメに会う。
玄昉: 仲麻呂とは逆にちゃっかり者の世渡り上手。坊さんのわりにチャラい。だが、愛嬌があって憎めない。何にでも首を突っ込みたがる。
吉備真備: 田舎者というコンプレックスがあり引っ込み思案。コツコツ努力する大器晩成型。ファッションセンスが悪いのをいつもからかわれている。柄にもなく現地娘と深い仲になり、子どもまで…(魚養出生の秘密!)。
井真成: 病弱なところがある。優しい性格の好青年で誰からも好かれる。植物オタク。帰国直前に病に倒れ…。
(設定はすべてフィクションで、実在の人物・事件などには一切関係ありません。)
『天平冥所図会』や『暴走ボーソー大学』でポップないい味出してた山之口洋氏にでも小説化していただきたいものです。
…以上、妄想全開、失礼しました。
by machiarukinote
| 2012-02-14 13:46
| 街歩きレポート
|
Comments(3)
ブラボー! 実りある旅でよかったですね~!
読んでてわくわくしちゃいましたよ。
ちなみに、妄想的青春ドラマは「HUNTER×HUNTER」みたいな絵柄のアニメにしてもしっくりきそう。私も声・動画つきで妄想してしまいましたよ。
読んでてわくわくしちゃいましたよ。
ちなみに、妄想的青春ドラマは「HUNTER×HUNTER」みたいな絵柄のアニメにしてもしっくりきそう。私も声・動画つきで妄想してしまいましたよ。
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saksakdohさん、コメントありがとう。
「HUNTER×HUNTER」ってよく知らないのですが、私のイメージとしては、「暴走ボーソー大学」の表紙イラストを描いたスカイエマさん(この人の絵は本の装画でよく見かける)あたりかな。ちょっと気が抜けたような、ほろ苦くも気ままな青春…みたいな絵です。
「平城京歴史館」の解説では、遣唐留学生たちは航海中はすることがないんで、船底で保存食かじりながら学問論義でもしていたんだろう、とのこと。スカイエマさんの図柄で光景が目に浮かびます。
実写は無理なら(中国ロケとかお金かかりそう!)、ほんと、アニメにでもしてもらいたいですよね。
「HUNTER×HUNTER」ってよく知らないのですが、私のイメージとしては、「暴走ボーソー大学」の表紙イラストを描いたスカイエマさん(この人の絵は本の装画でよく見かける)あたりかな。ちょっと気が抜けたような、ほろ苦くも気ままな青春…みたいな絵です。
「平城京歴史館」の解説では、遣唐留学生たちは航海中はすることがないんで、船底で保存食かじりながら学問論義でもしていたんだろう、とのこと。スカイエマさんの図柄で光景が目に浮かびます。
実写は無理なら(中国ロケとかお金かかりそう!)、ほんと、アニメにでもしてもらいたいですよね。
スカイエマさんのイラスト、さっそく見ました。いいですね。
ストーリーを感じるというか、余韻の残る感じ。
「HUNTER×HUNTER」よりテレビアニメの「夏目友人帳」のほうがイメージとしてしっくりくるかも、と思いました。
ストーリーを感じるというか、余韻の残る感じ。
「HUNTER×HUNTER」よりテレビアニメの「夏目友人帳」のほうがイメージとしてしっくりくるかも、と思いました。

