京都 真備ゆかりの冥所巡り(おみやげ篇) |
神社には大抵何種類かのお守りがあります。学業とか健康とか縁結びとか、効能(?)別に細分化されていることも多い。しかし、ここ「下・上」両御霊神社で頂くなら、やはりズバリ御霊神社そのもののお守りを・・・。両神社共に色違いがありましたが、自分の好みでこの色を選びました。落ち着いた中にも爽やかな下御霊神社のお守り、豪華で重々しい上御霊神社のお守り、どちらもナイスデザイン!左の「こころしずめ」のお守りは、昨日のレポートにも書いたように、宮司さんのお話を聞いて思わずこれも!と買ってしまったもの。学業とか縁結びといったどこにでもあるご利益とは違って、御霊神社オリジナルの効能だからね!それに、「鎮める」という吉備真備の役割を象徴しているようで、今回のわが“吉備真備マジカル・ミステリ・ツアー”の趣旨にもピッタリだし。
下鴨神社近くの「加茂みたらし茶屋」という店では、名物の「みたらし団子」を買いました。下鴨神社の聖泉「御手洗(みたらし)の池」の水泡を表現したのがこの団子だそうで、いわゆるみたらし団子の発祥といわれています。
ラッピングがあまりに素敵だったので、開封する前に写真撮影。
左下のは、九尾の狐伝説にちなむ鎌倉地蔵のお守り。昨日のレポートにも書いたように、妖怪「金毛九尾の狐」は吉備真備や安倍晴明もからむ伝説の主で、最後は退治されて石(殺生石)と化します。その殺生石を刻んで作ったのが霊験あらたかな鎌倉地蔵。このお守りには、鎌倉地蔵と同じ殺生石のかけらが入っているそうです(まあ、那須の殺生河原に行けばそのへんにゴロゴロしているんだろうけど)。
閻魔さまのハンコとか殺生石とか、怪しげといえばいかにも怪しげだけど、実物入り(実物押し)がなんとも本物っぽくて面白い。まさにアイデア開運グッズですよね!
金戒光明寺は金閣寺や清水寺みたいないわゆる観光寺ではありませんが、お守りや縁起物は各種取り揃えていて、意外に商売っ気(?)たっぷり。あれこれ眺めて選ぶだけでも楽しいです。でも、やはり真面目な大寺だけあって、若い修行僧たちが受付で「お参りありがとうございました」と清々しく丁寧に授与してくれるのには好感度↑。
それにしても、京都はさすが大観光地ですなぁ。お寺さんもお宮さんもサービス上手。今回私が訪ねた所は、下鴨神社を除いては観光的にそれほどメジャーな寺社ではなかったけど、それでも工夫を凝らしたセンスの良いお守り・縁起物がいろいろ。少し前に訪ねたばかりの、岡山・真備町~矢掛町の真備関連施設・寺社があまりに素っ気なかっただけに、その差は印象的でした。(人は親切でした。ただ商売っ気が…。)
金戒金明寺でなんで囲碁なんだ~!岡山だって真備にちなむ囲碁大会を開催したり、頑張ってるのに…。お守りアイデア持って行かれた気分。岡山だってその気になれば真備でいろんなお守り作れると思いますよ。道中守護、学業成就、囲碁、音楽、刺繍(手芸)、武運長久、開運出世・・・彼の事績や伝説を考えればいくらでも出来そう。頑張れ岡山!
京都の商売っ気のあるお守り、おもしろ~い。
「ノオト12号」も楽しみにしてます。今度会う時お願いしますね!
最近はお守りを買うのが若い人たちの間でも流行っているらしく、京のお守りガイド本もいろいろ出ていますが、なぜかどれも同じようなのが多く、今回紹介したようなのはあまり載っていません。若い女性向きじゃないからかな?
そのうち、京都にも一緒に行きたいですね~。